jazz Live
今日は、7/7 七夕である。
仕事も早々に切り上げ帰路に着く。
7月は1年を通して最も”縁”が濃くなる。今宵はおり姫とひこ星が年に一度再開する日、天空も大勢の人の願いで埋め尽くされる。こんな日は特別な予感。活発に出会いを求めていくようにしたい。
まっすぐ帰るのも勿体ないBARで一杯やりたいものだ。
[ドラム館] お昼のランチを食べに来てから、夜jazzLiveを月2・3回程度されていることを知る。ずっと来たかったのだが調べて行こうとした日に限って残業だったり、行きたいと思ってもお店が真っ暗なことが続きタイミングを逃していた。それがやっと叶ったのだ。 うん?これも一つの願いが叶ったってことか
お店何時までなんだろう? お店の中から一人出てきた。すかさず「liveまだやってますか?」と声を掛けた。「今休憩に入ったとこ。もうワンステージある。今日はチャージはかからないよ。」と教えてくれた。よっしゃ☆ツイテル。
お店に入ると和やかな空気が流れていた。結構年配の方が多かった。カウンターの中では忙しそうにスタッフが働いている。入ってきた私にも気が付かない。ステージ側の前の席は満杯でどこ座る席が見つからない。とりあえずスタッフに自分が来たことを知らせステージから離れた数段降りたテーブル席に腰かけた。
暫くして、お水を運んできスタッフにカウンター席一つ空いてますよ。と声を掛けられそこに移動することにした。
普段はあまり口にしない甘いお酒。カシスソーダとフライドポテトを注文。暫くすると後ろに気配を感じたので振り向くと大きな花飾りをした若い女性が立っていた。その姿を見て「今日歌うんですか?」と聞いてみた。予想は的中。話をするにつれなんと22歳だとか。今夜のLIVEでjazzは初めて歌うらしい。だけど普段は二人でユニットを組んでるらしく(ツーコード?)大阪なんかでも歌っているとかでCDも出したらしい。
夢に向かって頑張る姿は美しい。
21時になりステージが開ける。楽器のみの演奏が始まった。jazzを生で聴くことが憧れだったが、正直普段はPOPやロック・スカも少々、そしてボサノバ程度の私…曲を聞いてもわかるはずがない。だけど、そんなことよりも肌で感じることの方が大切だ。わからなくても体が音に反応する。素敵なことだ。
2曲目からいよいよ彼女の出番。1・2曲目は緊張していたのかと思わせる3・4曲目かなりソウルフルに歌い上げていた。もっともっと練習すれば良い歌い手になりそうだ。なんて素人なのに勝手にそう思った。
Liveが始まると、前の席のおじさまが話しかけてきた。「実はあれ…うちの娘なんです…」「えええ( Д) ゚ ゚」いやぁ。びっくりした。たまたま横に座っていたただのjazz好きのおっちゃんと思っていただけに…あんぐりである。
夢に向かって追いかける彼女を複雑な思いで見守る親心を耳にすると、なんだか心がほっこりする。
「もう少しやらせてみます」帰り際、私を見送ってくれた彼女とその彼女の父、私にお礼を言いつつ最後に放った父親の言葉に、親の愛情をたっぷり感じつつ、うちの母を想うのであった。
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